死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

2015年12月のブログ記事

  • 生きのびてしまった

    あの日から今日まで よく生きてこれたな。 元来 気もからだも強くできてると 自分でも思っていたけれど、 さすがに 死ぬかと思うほどの衝撃だった。 どうやら 死にながら生きのびてしまった。 そうして 今年はあと少しで終わるけど、 こんな思いを抱えての人生は も少し続くんだろうな。 頑張んなきゃ。 頑... 続きをみる

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  • 大晦日

    遠ざかっているのか それとも 近づいているのか… ただ 今わかっていることは、 悲しみが どんどん増している ということ。 新しい年が くるのが怖い。

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  • 助けてほしい

    あの日から 泣きながら 仕事して家事をして。 役所を回って事務手続き 節目節目の法事 世間に向かって 「ありがとう。大丈夫。」と 笑顔を見せ、 時に 悪気のない日常会話に 小さく傷ついたりしながら 7ヶ月あまりがたちました。 なんだかなぁ… とっても疲れてる。 疲れました。 主人のぬくもりに 触れ... 続きをみる

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  • 特典

    泣くことなんて めったになかったわたしが あの日から 毎日毎日泣いてます。 皆勤賞だよ(苦笑) そろそろ涙のスタンプで ポイント欄がいっぱいになるから、 そうしたら 一回会いにきてくれないかな…

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  • 2015年暮れ

    いよいよ年の瀬もせまり 世間はあわただしく 新年を迎える準備をしている。 わたしもその波に押されながら 後ろを ふりかえりふりかえり ふらふらと 街を歩く。 主人を置いてきぼりにしたまま 前に進んでいるような そんな切なさと、 進み行く前方のどこにも 主人のいない現実に 打ちのめされたような気持ち... 続きをみる

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  • 死別後を生きる2

    主人の人生は あの日で終わったけれど あんなにひどい衝撃を受けてもなお、 わたしの人生は続いている。 わたしにはまだ、 子どもをちゃんと 育て上げるという仕事が 残っているから こうして生かされているのだろう。 この先の自分の人生に なんの期待もしてないし 夢や希望や 欲すらもなくなって、 亡霊の... 続きをみる

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  • 足踏み

    まだ逝けないから。 この辛さから逃れられるならば せめて 狂わせて! それさえも 今はゆるされないし、 都合よくそうもいかない。 ここでわたしは 毎日悶え苦しんでいる。 ハートに開いた 大きな傷の裂け目から 見え隠れする世界に、 飛び込む勇気が まだ備わっていない。 いつか行くのだろう。 主人のい... 続きをみる

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  • 悲しみと向き合う

    誰もいない部屋で ひとり ごろんと横になって 空に向かって呟く。 〇〇ちゃん(夫愛称)… 返事はなく 悲しい静寂だけがそこにあり 静な涙が 頬をつたう。 (わたしも連れてって…)

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  • 今年が終わろうとしている

    今年のあの日までは 主人はここにいた。 もうすぐ新しい年がくる。 365日 一日とて主人の存在しない年が。 この先 ずっとそういう年が繰り返される。 なんだが少し緊張して 呼吸が浅くなる。 淋しくて悲しくて 泣けてくる。 胸が痛い…

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  • Welcome

    形はどうであれ わたしはわたしをあちらの世界に 押しやってくれる力を 感謝とともに 悦んで受け入れます。 『その時』は どうぞご遠慮なく。

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  • しなる杖

    何気ない日常の中にあった 主人の優しさや穏やかなぬくもりは 思い出のすべてにあって、 それがわたしの 生きるよすがとなっている。 わたしが地面に倒れそうになっても倒れないのは それが強くて柔らかいからだろう。 今もなお、 わたしは主人のそんな愛に支えられている。

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  • なんとか立ってる

    日々の暮らしの平静さを保つために おそらく 自分が思っている以上に 歯をくいしばって 頑張っていると思う。 夕食の片づけもしてない アイロンかけなきゃ あー、今日はまだ 洗濯も干してない。 お風呂にも入んなきゃ… 思えば思うほど からだが動かない。 眠りの世界に逃避して 目覚めた時の 雑然とした部... 続きをみる

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  • 本音

    辛い 苦しい 会いたい 淋しい 痛い 絶望 助けて 寒い 重い 暗い ため息と涙 これらがぐるぐるぐるぐると 混ざりあったもの。 表現のしようがない。 わたしの生命の大部分が これで占められてしまった。 これを抱えて 生きていくのはほんとに大変だ。 主人にしがみついて大泣きしたい!

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  • 不幸じゃない

    一説によると、 『配偶者の死』は 人生における最大のストレスらしい。 そんなストレスを受け、 確かに 生き辛い毎日を送っているけれど 苦しくて苦しくて どうしようもない時もあるけれど なぜだか 自分が不幸だとは思わない。 わたしの内側が 愛された記憶とともに、 愛するこころと 感謝の気持ちに 満た... 続きをみる

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  • 恋しい

    今日やっと、 主人の死後やらなければならなかった 大きな事務仕事が終わった。 書類を書き上げた瞬間 うれしくて 「できたー!」 と叫んだ。 主人に向かって。 …そうだ いないんだったよね。 暮らしの中の ちいさな出来事を それから感じたり考えたりしたことを (ねぇねぇ~) って聞いてもらえるあたた... 続きをみる

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  • 絶望をかわすコツ

    未来を思い描くと 絶望してしまう。 どこまでいっても 主人のいない世界。 もちろん生きていれば、 この先 楽しいこともうれしいことも たくさんあるだろう。 でもその度に きっと思い知らされる。 主人がいない…ということを。 今日だけを 今だけを なんとかやり過ごしていく。 この積み重ね。 足元だけ... 続きをみる

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  • 泣く

    このところまた、 泣けて泣けて仕方がない。 わかっているけど もう会えない。 会えない。 会えない… こんな日は 泣いて泣いて 堪えるしかない。 主人以外の誰にも わたしを癒すことはできない。 その主人はもういないから、 わたしはこれに堪えるしかない。 これも主人との 結婚生活の一部なのだろう。 ... 続きをみる

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  • 本番に向けたレッスン

    あしかけ6年の交際期間の約半分は 遠距離恋愛だった。 あと数ヶ月でまる21年 というところで終わった結婚生活も、 やはり半分近くは単身赴任で離れてた。 主人のいない暮らしは 日常といえば日常だった。 赴任先に戻る 主人を見送るわたしのこころの片隅には いつも (これが最後かも) という思いもあった... 続きをみる

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  • 忘れないうちにメモっとく

    夢を見た。 細かいことは割愛。 どこかの博物館?で待ち合わせ。 マイペースで作品をゆっくりと 見て回ったわたしは、 少々主人を待たせた。 待ち合わせ場所の扉の向こうに 主人が見えた。 ヘッドホンつけて 音楽を聴いてる。 わたしに気づくと、 ちょっとはにかんだような 笑顔を浮かべて 照れ隠しにヒュー... 続きをみる

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  • いたのにいなくなっちゃった

    去年の今日はいたのにねぇ。 去年はいたのに… 〇〇ちゃん(夫愛称)抜きで 年越ししちゃうんだなぁ。 これからも 〇〇ちゃんのいない時を 生きていかなくちゃならないんだね。 さみしいなぁ… ほんとにさみしい。 泣けて泣けて仕方がない。 会いたいよぉ。

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  • つれづれなる思い

    主人には突然死されたので、 わたしは置いてきぼりにされた… という思いがあり 正直ちょっと (いや、とっても?!) 主人を恨んでたりもする。 そのせいか、 遺影の前に座るのも嫌。 たまにお線香はたてるけど 手は合わせたくない。 お供えも気まぐれに。 全然大事にできない。 残された方は 『こんな思い... 続きをみる

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  • 約束ね

    子どもをきちんと 社会に送り出すことが、 後を託されたわたしの 仕事だと思っている。 だから今は、 毎日がんばって生きている。 でもその仕事が終わったら、 わたしもここを発つ。 『その日』を設定した。 体内に組み込まれたタイマーが動き始めた。 アラーム音を合図に、 これでわたしもきっと逝く。 ゴー... 続きをみる

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  • おはよう

    今朝もまた 〇〇ちゃん(夫愛称)のいない世界に やってきました。 あと何回 こうやって目覚めれば、 わたしもそちらへいくことを ゆるされるのかな。 毎日がんばってるよ。 じゃないと 生きてなんていられないもん。 …ちゃんとわかってくれてる?

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  • 羨む

    幸せそうな家族 微笑み合うカップル どうかその日常の 当たり前の時間を大切に… 我が家の子ども達が、 いつも幸福に生きる道を 選択していけますように。 こころから願う。 まるで 亡くなった人のように。 けれどもわたしは生きている。 ハートとからだの状態が 合致しない苦しさが続く。 職場の通路に ご... 続きをみる

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  • できるかな?

    「〇〇ちゃん(夫愛称)、 〇〇ちゃんがわたし達のすぐそばにいることを わたしに信じてもらいたいなら、 わたしがずっと欲しかったあのバックを クリスマスに届けて。」 と見えない主人に向かって話しかけてみた。 これができたら あなたの存在を信じましょう☆ かぐや姫のように(?!) 無理難題を押しつけて... 続きをみる

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  • ごまかしながら生きていく

    よく生きていたものだ と思えるくらいのショックを受けて、 こころにパックリと開いた 大きな傷からは、 今でも血の涙が流れ続けているけれど それに気づかないふりをしたり その傷が癒えてきたように思ったり そんな風に錯覚するのが上手くなったな。 全然そうじゃあないのにね。 その証拠に ちょっとでもそれ... 続きをみる

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  • 楽しみにしてるね

    自分が死ぬ日を 待ち焦がれるような日がくるなんて 思ってもみなかったな。 会いたいなぁ。 会いたい…

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  • 諦めと少しの期待

    あの日から ただの一度も会ってない。 声も聞いてない。 世界中のどこを探しても 決して見つけることはできない。 死に別れたということは、 こういうこと。 もういないってわかってる。 よーくわかってる。 でも ひょっとすると ふらりと帰ってくるんじゃないかって ちょっぴり期待してしまう。 それからま... 続きをみる

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  • ワープ

    ふつうに笑って 世間話をしているときは、 主人のいた元の世界に戻ってる。 たぶん… もうこっちに帰ってこなくていいのにな。

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  • 受容

    表面上はなんの前触れもなく その日はやってきた。 別れのことばを交わすこともなく 最期の瞬間を見届けられることもなく 主人は突如わたしの前から 姿を消した。 どうしてこんな別れ方を しなければならなかったんだろう!? どうして どうして! こころが激しく波打つ一方で、 静かにこれを受け容れている自... 続きをみる

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  • こころがけていること

    自分の役割(子育て)が終了したら さっさとここを離れる。 それまでは 一所懸命に生きる。 長生きしないように頑張る。

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  • 呟きとため息と

    世間はもうすぐクリスマス。 そしてお正月。 そんなこと どうでもよくなっちゃった。 あと もういくつ寝たら会えるんだろ… はぁ~…(涙)

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  • 安心させない

    目を閉じて (今、このからだがなかったら…) とイメージしてみる。 それは わたしは死んだということだろうか。 いや… わたしは『ここ』にいる。 水が水蒸気となるように、 その働きを全停止してしまったからだも 煙となって やがて見えない空(くう・そら)と 一体になる。 そういえば義父が亡くなって ... 続きをみる

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  • 新機能

    あのときできた 死ぬまで消えない傷を人前で隠す。 もう二度と 一生 ただの一度も 『会えない』 …と思った瞬間、自動的に涙が出る。 この半年あまりの間に、 こんな機能が わたしに新しく備わりました。

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  • 死別後を生きる

    主人が死んで、 わたしも半分死んだ。 半分の身で生きていることの 苦しさったら!! 子どもがいる。 彼らがわたしを支えてくれている。 彼らのおかげで わたしは生きていられている。 けれども。 だから生きていなくちゃならない。 (こんな風に思うのは子どもに 申し訳ないけれど。 でもこれが正直な気持ち... 続きをみる

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  • 最後の贈りもの

    「〇〇ちゃん(夫愛称)は、わたしの歩く打出の小槌だよね。」 「もう何も出ぇへんで。出しすぎたわ。」 亡くなる2日前の、いつもの夫婦の会話。 出会ってから25年余りの間に 主人はわたしに物心両面、 ありとあらゆるものを与えてくれた。 わたしはほんとうに満たされていて、 こころの底から(幸せだなぁ) ... 続きをみる

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  • 花開く

    玄関の花瓶に活けてある一輪の百合には 5つ6つとつぼみがついてて、 それぞれが絶妙なタイミングで 花開いていく。 ひとつが誇らしく芳しく咲き 少しの間そこにあって やがてしぼみ始めると、 次のつぼみがゆっくりと開き出す。 そんな花開かせる力と同じ力が 主人を連れていったのだと思う。 抗いようのない... 続きをみる

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  • 生木を裂かれるように

    突然の雷(いかづち)が いっぽんの木をふたつに裂いた。 裂けた半分は あっという間に地面に倒れ 土に還ろうとしている。 倒れなかった半分は むき出しになった木肌から涙を流し 痛みを堪えながら 半分になった根っこと そばに立つ2本の若木に支えられ なんとか倒れないように立っている。 わたしは 生木を... 続きをみる

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  • あの日

    はじまりは 「おとうさん、死んだって」 という、子どもの電話から。 ジリジリと朝を迎え 主人の待つ地へ向かう。 『こんな思い』を抱えて 新幹線に乗るのははじめて。 きれいな朝なのに、悲しくて悲しくて… 冷たくなった主人のからだには、 そこにはもう、主人はいなかったな。 まるで隕石を全身で受けとめた... 続きをみる

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