死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

2016年7月のブログ記事

  • マグマ

    愛しさとは裏腹に こんなにも 沸沸と煮えたぎるような 激しい怒りを抱えて 今日まできたことに改めて気づいた。 寿命だったと理解している一方で あまりにも呆気なく 忽然と わたしの前から姿を消したことに 憤りを感じている。 心筋梗塞と思われる突然死だったけれど、 主人の死後 ぽつぽつと 漏れ聞こえて... 続きをみる

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  • どこにもいない

    時おり 無性に捜しに行きたくなる。 人混みの中へ。 駅の改札 お気に入りのお店 仕事帰りに立ち寄って 買い食いしながら わたしに「もしもし」って 電話をよこしてくれたコンビニへ。 どこにいる? どこに行ったら会える?! 駆け出しそうになる足を もういない とわかっている理性が引き止める。 こころに... 続きをみる

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  • 厄介なこころ

    親子ほど年の離れた こころ優しい夫人に声をかけられた。 「一年たったわね。 少し落ち着きました? …落ち着かない…わよね。 でも、あなたの人生だから。 みんないつかは別れがくるし あなたは人より早かったけど…。」 「一日一日を、 なんとかやり過ごしている感じです。 おっしゃるとおり、 これがわたし... 続きをみる

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  • 会いたいな。 会いたいよ 会いたい… 会いたい気持ちが 会えない世界に つぎつぎと溢れ出て 涙に変わっていく。

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  • 呪文

    「しゃーないやん」 今さら言ってもどうしようもないことを グズグズ言うわたしに 主人がよく投げかけていた言葉。 「仕方がないよね…」 主人が亡くなって、 何度こう呟いたことだろう。 『死』という わたし達の意志とは関係なく 自然というか 宇宙というか… なにかしら 大きな大きな力で以て 為されたこ... 続きをみる

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  • 声に出さない

    一年と一月あまりたって そういえば…と 気づいた。 暮らしの中の他愛のない話ですら もう聞いてもらえないんだ という現実に涙していたのに、 いつしか当たり前のように こころの中だけに 話しかけている。 こころの耳を澄ませたら 主人からの返事が 返ってきてるような気がするけれど やっぱり 声が聞きた... 続きをみる

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