どこにもいない
時おり
無性に捜しに行きたくなる。
人混みの中へ。
駅の改札
お気に入りのお店
仕事帰りに立ち寄って
買い食いしながら
わたしに「もしもし」って
電話をよこしてくれたコンビニへ。
どこにいる?
どこに行ったら会える?!
駆け出しそうになる足を
もういない
とわかっている理性が引き止める。
こころにパックリと空いた
あの時のままの傷が
その証拠だと言わんばかりに
痛み始める。
2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様
時おり
無性に捜しに行きたくなる。
人混みの中へ。
駅の改札
お気に入りのお店
仕事帰りに立ち寄って
買い食いしながら
わたしに「もしもし」って
電話をよこしてくれたコンビニへ。
どこにいる?
どこに行ったら会える?!
駆け出しそうになる足を
もういない
とわかっている理性が引き止める。
こころにパックリと空いた
あの時のままの傷が
その証拠だと言わんばかりに
痛み始める。