死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

2016年5月のブログ記事

  • 求む!発明家

    将来について 夢も希望も持てないという 下の子に 「じゃあさ。わたしのために魂の見える眼鏡作ってよ。お父さんに会えたらうれしいもん。世界中の大事な人をなくした人にも喜ばれるよ。(実は、発案者であるわたしの名前を冠した商品名も考えている(笑))」 「無理。知らない人の魂も見えたら怖いじゃん。」 「眼... 続きをみる

    nice! 6
  • 悲しみを纏って歩く

    偶然を装った必然の出会いが あの時わたし達の間に起こった。 一瞬はやく 主人の魂が わたしだと見分けたと思う。 それから四半世紀あまり その時どきで 色を変え形を変えながら 主人とわたしは わたし達の物語りを紡いできた。 夢見る少女ではないし ドラマチックに 自分語りをするつもりもない。 でもまち... 続きをみる

    nice! 5
  • あれから

    今日は命日。 なんでもなかった日が 一年でいちばん悲しい日になった。 こころが涙でいっぱい。 主人がいなくなった日 世界が灰色になった日 わたしの余生が始まった日 やっと一年たちました。

    nice! 9
  • こころ

    会いたさと… 会いたさと 寂しさと 涙の365(366?)日でした。 明日は命日。 今日もここにいてほしかった。 言っても仕方のないことって わかってるんだけどね。 ついね… 会いたい。  会いたくて会いたくて… あいたい

    nice! 5
  • 絶望を経験する

    わかってる。 身体はなくなってしまったけれど、 意識は今もなお 存在していることを。 見えないだけで 生きているということを。 元の形に戻っただけ。 わたしもいずれ そうなることもわかってる。 だけど… だけど いまはまだ こころと身体に『在る』わたしには 死別の衝撃は そんな理解をも打ち砕くほど... 続きをみる

    nice! 10
  • 目が覚めて。それから

    「会いたいなぁ…」    と  一筋の涙 そして   絶望

    nice! 5
  • 叫ぶ

    なんという一年だったか! あの日から ただの一度も姿を見てないし 声すら聞いてもないけれど、 これは ほんとうに起こったことなんだろうか!? 一日一日が苦しくて 目が覚める度に絶望して 胸の痛みに堪えて堪えて… これをあと何回繰り返せばいいんだろう! これは何かの罰なのか! いっそ狂ってしまえばい... 続きをみる

    nice! 11
  • 動けない

    これまで生きてきた中で 何度か 諦めざるを得ない状況を 経験してきた。 その度に 叶わなかった希望に しばらく執着し、 思い通りに ことが運ばれなかったことを 残念がり 嘆き悲しみ 時には涙したこともあったと思う。 それでもいつしかそれらは、 他の物事にとって代わられ 自分の中で 懐かしい思い出と... 続きをみる

    nice! 6
  • なにもない

    過去に主人はいた。 だから あの日までの思い出はある。 今は主人はいない。 経験を共有できない。 思いをわかちあえない。 あの日からずーっとそう。 こころにあいた おおきな穴へと、 わたしの『今』が堕ちていく。 あの日から 『今』がないから思い出もない。 『今』がないから未来もない。 ただ 今、泣... 続きをみる

    nice! 5
  • 本音2

    息苦しくなる頻度が 日に日に増してくるので、 念のため、受診してみた。 結果は(やっぱり)異常なし。 子ども達のためにあと少し 生きることに 前向きでいなくちゃならないから なにもなくてなにより… だけど、 あちらへの入場前売り券は、 まだ入手できなかったってことだ。 (残念)

    nice! 6
  • わかる・わからない

    主人が亡くなって間もなくの頃。 80歳の女性との何気ない会話の最中、 わたしの事情は全く知らない彼女が ふいに 「主人を亡くして30年。 娘のために頑張ってきたわ。」 と話された。 あまりのタイミングのよさに 驚くとともに、 (わたしだけじゃないんだ)と 癒されたことを覚えている。 このあいだ、そ... 続きをみる

    nice! 3
  • パニックにならない

    この頃 日に何度も 突然息が苦しくなる。 ついあわててしまうけれど、 大きく息を吐き出して 腹式呼吸をくり返していると じきにおさまる。 ちょっとネットで検索してみた。 ストレスが原因で 自律神経のバランスがくずれ 突然息苦しくなることがある。 …納得。 おそらくわたしの身体は 自分が意識している... 続きをみる

    nice! 3
  • 2015年5月2日

    朝、子ども達より一足早く家を出て 単身赴任先に戻っていった。 今月はまた、26日に会えるからね。 (研修のために帰ってくる予定だった) 家の前 3人で主人を見送った。 主人はいつものように 角を曲がるときに振り返り、 大きく手を振った。 わたし達も(手を)振りかえした。 見送る度に一抹の淋しさを覚... 続きをみる

    nice! 3