死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

2016年3月のブログ記事

  • 死別後を生きる6

    主人が逝ってから、 暮らしの中にある 他愛のない出来事や 聞いてほしいこころの内を 口にすることが少なくなった。 それらが澱のように こころの奥底に 溜まり 沈みこみ からだを重くして 動けなくしてしまう。 言葉にならない思いが 涙となって滲み出る。 辛い辛い『今』の連続。 描く自分自身の未来はな... 続きをみる

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  • 今日は

    久しぶりに 涙が止まらない。 どんなに待っても どんなに時がすすんでも 頑張って 笑顔で暮らしていても 求めても求めても もう会えない。 会えない。 涙が止まらない。

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  • 思うこと~10ヶ月が過ぎて

    あれから季節は一巡して 主人のいなくなった 春がまたやってきた。 職場からの帰り道 とぼとぼと歩きながら、 目に入る景色を ぼんやりと眺める。 前方に オレンジの光を放つ夕日。 足元の道端や家々の花壇には 小さな花が咲き始めている。 きっとわたしは今 美しい世界にいるんだろうけれど、 わたしの目に... 続きをみる

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  • 投げ出す

    人生最大の悲しみを経験し 『絶望』の意味を 身をもって知った。 あの日までは 『死』は遠く怖いものだったが 今では近しいものとなり、 ある意味 親しみさえ覚えるようになった。 もちろん 身体に起こるかもしれない 苦痛には、 恐れを抱かずにはいられないけれど わたしのこころの深奥にあった 死への恐怖... 続きをみる

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  • わたしの中の黒③

    あの時と同じように 苦笑いしながら わたしのことを見ていたんだろう。 もう何を言っても 絶対敵わない相手になってしまって それはそれでちょっと悔しいけれど 主人はわたしの強さを知ってるし わたしの愚かなところも よーくわかってて ちゃんとそばにいて わたしがわたしの人生を全うするのを 主人なりのや... 続きをみる

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  • わたしの中の黒②

    わたしは結婚後間もなくして 人に強く勧められて車の免許をとった。 自動車を運転することに対し (恐い)という思いも強かったので、 決して前向きではなかった。 それでもトントン拍子で仮免をパスし 一度も補講を受けることなく 卒検にまで至った。 ところが… 2度も検定に落ちてしまった。 一度目はひどく... 続きをみる

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  • わたしの中の黒①

    ある出来事がきっかけで、 主人を喪った悲しみの涙が 一変 主人への怒りからくる 悔し涙に変わってしまった。 一生消えることのないと思っていた 胸の傷は瞬く間に癒え、 主人に対する『仕返し』の エネルギーが こころの内に満ち満ちた。 深い深い悲しみや絶望が 怒りに変わる瞬間を わたしは自分の内側に ... 続きをみる

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  • 今日で終わり

    わたしが 悲しみのどん底にあったとき してもらってうれしかったこと こころの中で望んでいたけれど してもらえなかったこと その両方を 悲しみのどん底にある人に わたしは してあげられる人になろう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 9回目の月命日を過ぎた頃から 急に泣くことが減りました... 続きをみる

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  • 無題

    目覚めるたびに 絶望する。 こうして始まる一日。 自分の死が 希望と化すほどの 真の絶望を経験すると 世の中の大騒ぎの多くが、 わたしにとっては どうでもよいことだと気づく。 わたしは今、 波風のたたない 海の奥深くのような 静かなところにいる。

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  • トンネルの向こう

    どういうわけだか急に 悲しみが薄れたような ズキズキしていた こころの痛みが、 鈍い痛みに変わったような 主人との日々が ずーっと前のことのように思えたり そもそも 主人という存在があったことが ほんとうだったのかとさえ感じることもあって 妙にこころの中が静かだ。 まだ少し冷たい朝の空気の中、 職... 続きをみる

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