死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

投げ出す

人生最大の悲しみを経験し

『絶望』の意味を

身をもって知った。

あの日までは

『死』は遠く怖いものだったが

今では近しいものとなり、

ある意味

親しみさえ覚えるようになった。


もちろん

身体に起こるかもしれない

苦痛には、

恐れを抱かずにはいられないけれど

わたしのこころの深奥にあった

死への恐怖は消え去り

皮肉なことに

生きやすくなってしまった。



生きているから生きる。

死ぬなら死ぬで

それは悦ばしいこと。


生命(いのち)のことは

生命にまかせ、

わたしは『今』に在るしかない。