死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

離れ難きもの

この数日、目覚めと共に、「ああ…悲しい」と感じているのに気づく。


春一番が吹いたようだ。

また春が来る。

9年という歳月。

一日とて思わない日はない。

たまらなく会いたいという思いと

それは死ぬまで叶わないのだという葛藤を抱き続けながら生きながらえてきた日々。

悲しみの出口は分厚いカサブタですっかり塞がれてしまった。


あの亡くなった当初のように滂沱の涙を流したい。


泣きたい。



行場のない悲しみが、わたしにべったりとはりつきわたしを形作る。