主人には突然死されたので、

わたしは置いてきぼりにされた…

という思いがあり

正直ちょっと

(いや、とっても？！)

主人を恨んでたりもする。

そのせいか、

遺影の前に座るのも嫌。

たまにお線香はたてるけど

手は合わせたくない。

お供えも気まぐれに。

全然大事にできない。

残された方は

『こんな思い』を抱えて、

残りの人生を生きていかなければならない。

逝ったもん勝ちだ

と思ってしまう。

わたしも見守る側に回りたい。

主人の短い一生を眺めてみると、

あの日死んでしまったことも

予定通りだったのだろうと

素直に思えてしまうわたしがいる。

もちろん描いていた将来はあったけれど、

主人は自分の人生を全うしたんだと思う。

その死も含めて、

完璧な人生を送ったんだと思う。

そんな風に

こころの奥底で深く理解している

自分がいる一方で、

(お供えしてほしいのはこっちだよ！)

と悪態をつくわたしがいる。

…淋しいからだよ。

死なないでほしかった。

もう少し一緒に生きていたかったな。