死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

約束ね

子どもをきちんと

社会に送り出すことが、

後を託されたわたしの

仕事だと思っている。


だから今は、

毎日がんばって生きている。

でもその仕事が終わったら、

わたしもここを発つ。


『その日』を設定した。

体内に組み込まれたタイマーが動き始めた。

アラーム音を合図に、

これでわたしもきっと逝く。


ゴールの見えない人生を

半身を引きずって歩く辛さを

わかってほしい。

お願いだから、

『その日』は遅れずに迎えにきてね。