死別後を生きる2
主人の人生は
あの日で終わったけれど
あんなにひどい衝撃を受けてもなお、
わたしの人生は続いている。
わたしにはまだ、
子どもをちゃんと
育て上げるという仕事が
残っているから
こうして生かされているのだろう。
この先の自分の人生に
なんの期待もしてないし
夢や希望や
欲すらもなくなって、
亡霊のように生きている。
ただただ悲しみを堪え
日常の雑事で気をまぎらわせながら、
目の前の時が
過ぎ去っていくのを
待っている。
愛する人を喪うってことは
自分の人生も喪うということ。
だのに生きてるなんて
なんて苦しいことなんだろう!