主人が死んで、

わたしも半分死んだ。

半分の身で生きていることの

苦しさったら！！

子どもがいる。

彼らがわたしを支えてくれている。

彼らのおかげで

わたしは生きていられている。

けれども。

だから生きていなくちゃならない。

（こんな風に思うのは子どもに

申し訳ないけれど。

でもこれが正直な気持ち。）

わたしが今生きているのは、

子ども達のため。

あともう少し。

彼らが大人になるまで。

だって今

わたしまでがいなくなったら、

ほんとうに可哀想だと思うから。

主人の分まで幸せになろうなんて思わない。

明るく前向きに生きていこうなんて

思わない。

いつか主人に会ったとき、

その後のわたしの人生を

土産話にしてあげようなんて思わない。

わたしは

（主人にとっても思いがけない出来事で

あっただろうが）

突然逝ってしまった主人に腹もたってるし、

こんなに辛い思いをしなくてすんだ主人が

羨ましくてしかたがない。

半分の身では

喜びは半分に

悲しみは何倍にも感じるだろう。

だから未来に期待しない。

懐かしい過去の思い出に、

執着もしない。

なんとかこんとか

今日という日をやり過ごす。

わたしはこんな恨み辛みを

よく主人に投げかける。

わかってる。

そんなわたしのそばで

ちょっと戸惑った顔をして、

切なそうな顔をして、

「ごめんな」って。

でも

「しゃーないやん」

って言っているのを。

死別後も

わたしは主人に甘えて生きている。

毎日毎日

会いたいと思って生きている。