死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

枯渇

もうすぐ一年

はや一年

やっと…

やっと一年。


今日まで頑張って生きてきたよ。

これからも

子ども達がひとりだちするまでは

頑張って生きるよ。


でもね

ちょっと

エネルギーが切れてきた。

疲れたよ。


一年に一度でいいから

ギューってしに

現れてくれないかなぁ。

ハグ

いつもの穏やかな暮らしが一変し

非日常に

放り出された不安感。

一瞬にして受けた衝撃の大きさに

呆然としつつ

それでも目の前を

生きていかねばならない苦しみ。


なにより

愛しいあれやこれや

愛してやまないひとを

喪ってしまった

深い深い悲しみ。



こころの奥の奥で感じる

言葉では表現できない『これ』が

ひしひしと伝わってきます。



あなたを

抱きしめます。

悲しいね…

わからない

目が覚めて

主人のいない世界での

一日が始まる。


重い身体をよいしょと起こして

日々の暮らしにとりかかる。

朝がきて昼がきて

夜を迎えるけれど、

わたしの人生は遅々として進まない。


夢を見ているんじゃないかと

思う時もある。

あるいはわたしが、

別世界に紛れ込んだのか…

そうとでも思わないと、

やりきれないのかもしれない。


生きていくことが

こんなに大変なことになるなんて。


主人はどこに行ったんだろう。

わたしが今いるここは

どこなんだろう。