死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

天に向かって唾を吐く

神だか仏だかわからないけれど

そこに仲間入りした主人は、

わたし達を見ている。

でも、

守ってはない。

見てるだけ…


そもそも主人が死んだ時、

わたしも半分もっていかれたのに

それでもこうして生きているのは

―わたしの意思に反して―

生かされている

としか言いようがない。


命の決定権は神にあり、

わたしに与えられたのは

瞬間瞬間の選択権だけ。

わたしが何を選び

何を経験するのか。

そんなわたしの姿を

神はこころゆくまで眺めている。


主人はいつもそばにいてくれる


小さくてもいい。

そんな希望も与えられず

痛みと悲しみを

堪え忍ぶわたしの姿に満足ならば、

そうやって黙って見ていたらいい。


でも

これだけは知ってほしい。

こんなやり方じゃ

わたしは

自分の人生を愛せない。


びりびりのハートを抱えたまま

何事もなかったかのような仮面をつけて

人前で笑ってみせる

嘘つきのわたしのままの

人生なんていらない!