死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

死別後を生きる3

どうやら

大嵐は過ぎ去ったようだ。


永遠の別れ

喪失


という経験でこころに負った

大きくて深い傷は、

少しずつ少しずつ

わたしの内側に沈みこみ、

わたしのハートを成すものの

一部となりつつあるように思う。


主人との死別後、

その傷ばかりを眺めて

ひながいちにち

うちひしがれていたのに、

ふと気がつけば

折りに触れ

あえてその傷を取り出して

大泣きしてみたり、

あるいは

遠く離れたところから

静かにそれを見つめて

じんわりと涙してみたり

と変化して…


こころにざわめく大波小波が

明らかに

数ヵ月前とはちがうことがわかる。



ほんとうは

まだまだ悲嘆にまみれていたい自分がいる。

でも

そんなわたしの意思にはおかまいなく

わたしの生命は

生命としての有り様(ありよう)で

今日まで生き続けている。


これもまた

抗いようのない力。


この力に従順になる勇気を持て と

ハートの傷に囁かれているような気がする

今日この頃。