6年目の涙
5月になった。
命日が迫ってきたからか、この不安定なお天気 気圧のせいなのか、
今日は朝から酷く身体もこころも重い。
目覚めてすぐからの漠とした不安感。
胸の辺りのもやもやとした感じ。
頭の中は何かで充満していて、
テレビから流れる明るい声はわたしには煩く、
立っているのも息をするのも煩わしくて
部屋でじっとしているのが今のベスト。
身体の奥底から滲み出てくるように涙が出てきた。
泣く
泣く
泣く
主人とソファーに並んで座り、たわいのないおしゃべりをしていた頃が恋しい。
主人の手 声 ぬくもり…
もう二度と触れることがないのだとわかっているから
濃い涙がでるのだろう。
死別は苦しい。