死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

狭間で

あれから6年たってわたしも50をゆうに越えた。

そのせいか、眠りの途中で何度か目が覚めるようになった。


真っ暗な部屋で横たわったまま

ひとりボーッとしている。


天井に向かって


「◯◯ちゃん…」                   と呟く。





ひとりが淋しいんじゃない。

むしろ、ひとりでいることは好きだ。


ただ…


ただ、死ぬまで会えないのが深く悲しい。





会いたい。