這い上がりかけると

大きな何かに

つまみ上げられ

地面に打ちつけられる。

一年前の痛みが

また蘇って泣けてくる。

会いたいな。

もう会えない。

わかってる。

でも会いたい。話したい。

〇〇ちゃん(夫愛称)と出会い

暮らし

死に別れたこと。

わたしの人生全体の大部分。

何を意味していたんだろう。

わたしが泣いてる姿に

〇〇ちゃんが

きっと

切ない思いをしているのは

わかってる。

でも

わたしの強さも知ってて

大丈夫だと思ってるのも

わかってる。

それがちょっと悔しい。

世の中のさまざまな問題も

本音を言えば

どっちでもいい。

だって死と共に

目に見えるもの

耳に聞こえるもの

手に触れるもの

すべて瞬時になくなるんだから。

ほんのひととき

そこにあるだけ…

いずれはすべて終わることを

身をもって知ったから。

あの日から

行き当たりばったりの人生を

送ってる。

希望もないし不安もない。

幸運にも

うれしいことがあれば喜んで

死ぬときがきたら死ぬ。

それもまた

うれしいし(会えるもんね、きっと)。

ゴールが見えないのはキツイ。

あとどれくらいか

教えてほしい。

どうかどうか

長生きだけはしませんように。

いや

しません！！

ごちゃごちゃごちゃごちゃ

こころの中に

いろんな思いが浮かぶけど、

　　　ほんとうのわたし

に気づくこと。

今生きている意味は

これに尽きるということが

わかっていて

わかっていないフリをしている

わたしがいる。

今会えないなら

せめて

ずーっと眠っていたい。

この悲しみを

忘れていられるから。