夕方 さんじゅうし 2016/06/11 18:25 洗濯物を取り込みにベランダに立つと昼と昼間の暑さが終わりを迎えようとしている。まだ青さの残る空を白い雲がたゆたい、少しひんやりとした風がわたしの周りを過ぎてゆく。涙がこぼれる。泉から水がこんこんと涌き出るようにわたしのこころから目を伝ってポロポロと落ちていく。拭っても拭ってもなかなか拭えない。遠くで消防車の鐘とサイレンがけたたましく鳴っているのが聞こえるけれど、それすらも自分の洟をすする音にかき消されてしまう。死別ってこういうことなんだよね…