あたらしい夫婦のカタチ
主人が亡くなって間もなく
わたしは
主人とわたしの結婚指輪を
ひとつの指輪に
リフォームしてもらった。
その指輪は、
もちろんわたしの
左手薬指にある。
晴れて
冷たい空気の澄んだ今日。
ふと
主人は今度はあっちで
わたしはこっちで
共に生きながら
なすべき何かが
あるような気がしてきた。
その『何か』のために
主人はあっちへ行かなければならず、
わたしはまだこっちに
残らなければならないような…。
きっとこれも
おおきなおおきな
自然の営みのひとつなのだろう。
まだまだ淋しいことに
変わりはないんだけれどね。