死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

元気?と尋ねられても

松もとうに明けた今日、久しい友人から年賀状が届いた。


わたし達の交流が盛んだった頃、

彼女は妹さんを病で亡くした。

今にして思えば、当時の彼女の哀しみを

わたしは寸分の一も理解できていなかったと断言できる。



年賀状にはご家族との写真。

彼女の隣ではご主人が微笑んでいる。


「あの悲しみ」を知る彼女が、

どうして「これ」をわたしに送ってくるのだろう。

こころの奥で怒りが湧いているのがわかる。




身体は元気。

でも「元気だよ」とは答えられない。

返す言葉が見つからない。

だから、返事を送ることができない。




ごめんね。