死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

わたしへ

主人の死の知らせはもの凄い衝撃だった。

大きな大きな隕石がわたしに直撃したかのようだった。


死別直後から、目からは止めどなく涙がこぼれ続けたけれど、それ以上に、ちぎれた心臓の断面から血がドクドクと流れていた。


だから一周忌を迎えた時、

「わたし生き延びたんだ」と思った。

生きているのが不思議に感じた。




夫婦はお互いが「空気のような」存在だと見聞きすることがある。

この6年、わたしは生きるのに不可欠な空気のない場所で生きてきた。




こんな何もかもが希薄になった世界で

よく頑張ってきたな、って思う。

生きてるだけでしんどかったよね、と思う。


「おつかれさん。」