死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

叫ぶ

なんという一年だったか!

あの日から

ただの一度も姿を見てないし

声すら聞いてもないけれど、

これは

ほんとうに起こったことなんだろうか!?


一日一日が苦しくて

目が覚める度に絶望して

胸の痛みに堪えて堪えて…


これをあと何回繰り返せばいいんだろう!


これは何かの罰なのか!


いっそ狂ってしまえばいいのに!!

動けない

これまで生きてきた中で

何度か

諦めざるを得ない状況を

経験してきた。


その度に

叶わなかった希望に

しばらく執着し、

思い通りに

ことが運ばれなかったことを

残念がり

嘆き悲しみ

時には涙したこともあったと思う。


それでもいつしかそれらは、

他の物事にとって代わられ

自分の中で

懐かしい思い出となり

忘れ去られたりもした。



主人は

けっして生き返ることはない。

この世では

もう二度と

主人に会うことはできない。

この痛み。

この悲しみ。

あの日までは、

わたしは『絶望』の

ほんとうの意味を知らなかった。


なにものにも

代わりようがないものを喪うこと。

どんなにどんなに望んでも、

大きく開いた穴はふさがることなく

ちぎれたこころと身体は

ちぎれたまま

修復されることはないと知ること。