死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

死別後を生きる17

世の中は 食うて はこ(=便)して 寝て 起きて さてその後は 死ぬるばかりよ



かの一休禅師の名言




生きることの核心をついている。





わたしは歴史が好きで、その手のドキュメンタリー番組やドラマをよく見る。

「かつて存在した」

偉業を成し遂げた偉人も

凄惨かつ極悪非道を成した悪人も、

罪なき犠牲者も

誰ひとりとして今ここにはいない。

みんなみんな過去の物語の登場人物として語られる。

ひとりひとりの人生がほんの一時に思われる。



だのにわたしの人生は、どうしてこうも長く感じられるのだろう。

主人はあんなにあっけなくこの世を去ったのに。



朝が来る度に

「今週」「今月」が始まる度に

新年を迎える度に

がっかりしている自分がいる。




死ぬまでは

食うてはこして寝て起きる



もう十分なんだけどなぁ…