死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

2023年5月22日

8年前の今頃は、今晩◯◯ちゃんが死んでしまうなんて誰も思っていない。

当の本人も。

それぞれが忙しない、穏やかな、楽しかったりユウウツな日常を送っていた。


それから後4時間余りで彼はひとりこの世を去り、その1-2時間後には彼を取り巻く人々が信じられない出来事に茫然となり、悲しみと絶望の淵に追いやられた。



確かにあった言葉では到底表現できないあの苦しみは、今もわたしの中の記憶と思い出ボックスにある。

でも「いまここ」でそれをリアルに味わうことはできない。

少し曇った空。

湿り気の混ざる弱い風がカーテンを静かに揺らしてる。

飛行機の過ぎ行く音。

8年後、わたしがここでこんな風に過ごしてるなんて想像もつかなかったあの日。



昨夜、夢とも現ともわからない感覚の中で、

彼の声を聞いた。


「愛してるよ。これまでもこれからも。」


一瞬目が覚めて、ちょっぴり泣いた。




何年たっても

「会いたいな」という思いしか浮かばない。



会いたい。

死別後を生きる18

また春が廻ってきた。

今年でまる8年。



8年前の今頃は、主人は文字通り心血を注ぎながら目前の仕事に打ち込んでいた。



あぁ…そうだ。

8年前の今日はまだ生きていたんだな。





このところまた朝が特に辛い。

泣くことはないけれど、目が覚めたとたんあの血の涙が流れる心臓をぎゅっと掴まれたような痛み、

逃れようのない苦しさにのたうち回っていたあの頃に引き戻されたようだ。



ほんとうに


ほんとうに




もう二度と

この世では会うことはないんだな。




いつまでたっても

どこまでいっても

会えない。




これが死別。

久しぶりにものすごく寂しく感じた

先日のこと。


下の子🐶が運転免許の学科試験を受けることになり、会場までのアクセス方法を調べていた。


ふと、ここではない地方で免許取得したわたしは、当時どうやって免許センターまで行ったのだろう?という考えが浮かび…


瞬間、とてもナチュラルに


◯◯ちゃんに聞いてみよう


思った。



そして即座に


ああ!  いないじゃん😢



と思い出した。