死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

生木を裂かれるように

突然の雷(いかづち)が

いっぽんの木をふたつに裂いた。


裂けた半分は

あっという間に地面に倒れ

土に還ろうとしている。

倒れなかった半分は

むき出しになった木肌から涙を流し

痛みを堪えながら

半分になった根っこと

そばに立つ2本の若木に支えられ

なんとか倒れないように立っている。


わたしは

生木を裂かれたような別れを

経験してしまったんだな。

あの日

はじまりは

「おとうさん、死んだって」

という、子どもの電話から。


ジリジリと朝を迎え

主人の待つ地へ向かう。

『こんな思い』を抱えて

新幹線に乗るのははじめて。

きれいな朝なのに、悲しくて悲しくて…


冷たくなった主人のからだには、

そこにはもう、主人はいなかったな。

まるで隕石を全身で受けとめたような衝撃。

それでもわたしは、生きている。


目覚めるたびにあの日を思い出し、

(死んだよね)って確かめてる。



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はじめまして。

主人と死別して半年がたちました。

ココロの中にある思いを、

つらつらと…書き綴ってみたくなりました。

どうぞよろしくお願いします。