死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

2016年6月のブログ記事

  • 通りすぎていく

    涙が止まった。 あの日以来 毎日毎日、泣いていたのに。 悲しみは 相変わらずここにあって、 寂しい気持ちは変わらない。 立ち直った… という表現は適切じゃないかな。 喪失で負った傷穴の痛みと 絶望の意味を知った 新しい自分に 馴れてきたと言えばいいのだろうか。 生まれてから『今ここ』まで わたしは... 続きをみる

    nice! 5
  • 苦しい

    生きていることが恨めしい。 生きることがしんどい。 なにも考えず 形ある命の続く限りそこに在る 草花や 虫や 鳥のように生きれたらいいのに。 頑張って 堪えて 生きていかなくちゃと 思えば思うほど 生きることから 目を背けたくなる。 ほんとは今すぐにでも 迎えにきてほしいんだよ… 聞こえてる…?

    nice! 7
  • 夢だったか~⤵

    「結婚してください」 プロポーズを 仕事だか勉強だかの理由にかこつけて 断った。 でも、こころの中で後悔。 上の子と一緒にジョギング。 わたし達の前を走っていく パンダ柄のネコ。 大きなコンビニ。 海の見える場所にある 幅の広い流し台。 そこでジーンズの 膝あたりについている汚れを 拭う。 横の蛇... 続きをみる

    nice! 7
  • 11:51

    背中から胸元へと 鋭利な刃でひと突きされた。 動けるわけがない。 今日は 動けない。 誰もいない。 でも死なない。 苦しすぎて 涙も出ない。 浅い呼吸の音を聞きながら ぼうっと横になったまま 意味もなく生きてるだけの今。

    nice! 5
  • 特訓

    目覚めのすぐ後に また『この世界』に 還ってきたと自覚して、 〇〇ちゃん(夫愛称)は いないんだなぁ…と 絶望的な確信をする。 泣きながら 受け入れて諦める。 受け入れて諦める。 この繰り返しの毎日。 諦める=明らかに見る って、何かで読んだことがあります。 わたしの中でも 形としての主人の記憶が... 続きをみる

    nice! 7
  • 夕方

    洗濯物を取り込みに ベランダに立つと 昼と昼間の暑さが 終わりを迎えようとしている。 まだ青さの残る空を 白い雲がたゆたい、 少しひんやりとした風が わたしの周りを過ぎてゆく。 涙がこぼれる。 泉から水が こんこんと涌き出るように わたしのこころから目を伝って ポロポロと落ちていく。 拭っても拭っ... 続きをみる

    nice! 6
  • 散らかっている

    這い上がりかけると 大きな何かに つまみ上げられ 地面に打ちつけられる。 一年前の痛みが また蘇って泣けてくる。 会いたいな。 もう会えない。 わかってる。 でも会いたい。話したい。 〇〇ちゃん(夫愛称)と出会い 暮らし 死に別れたこと。 わたしの人生全体の大部分。 何を意味していたんだろう。 わ... 続きをみる

    nice! 7
  • 墓友

    主人の突然の死は 倒れてもおかしくないほどの 大きな衝撃だった。 でも ふたりの子ども達との 日々の暮らしのために、 倒れないように 自分を保つために なるべく今までと変わらない 生活を送るようこころがけた。 ある講座に通っていた。 6回シリーズの5回目は 主人が亡くなって間もなくのことだった。 ... 続きをみる

    nice! 7