声が聞きたい
一年前の今ごろは、
主人からどんどん遠ざかっていくような
主人を置き去りにしているような
そんな気持ちだった。
主人のいない
二度目の年末を迎えようとしている今。
主人との距離は
すこーし縮まった?…というか
漠然と
主人は
ここかしこにいるような気がしている。
それでも…
それでも
寂しくて
会いたくてたまらない。
見つめあい
触れあい
お互いの体温を感じながら
一緒に笑いながら
おしゃべりしたい。
願っても叶うはずがないのに
こんな想いが
ずーっとこころの中に
宙ぶらりんに
ぶら下がっている。