死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

おんなじ

わたしの職場は

高齢者の

集合住宅の一角にある。


そこに住んでいらした

ある御夫婦の奥さまが、

昨年の秋も深まった頃

お亡くなりになった。


お互いを思いやりながら

慎ましく暮らしていらっしゃった。


残されたご主人の

こころの内が

如何様なものなのか…


おふたりで

どのような人生を歩まれ

どのようなお気持ちで

死に別れてしまわれたのか…


わたしにはわからない。


わたしは

このご主人にだけ、

わたしも数ヵ月前に

夫と死別したことを告げた。


とても驚かれ

「頑張ってるんだね」

と、おっしゃった。



たまに

ご主人にお会いする。

お互いに

なんともいえない

微笑みを交わす。


会いたいね


という思いと一緒に。