死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

死別後を生きる10

とぼとぼ歩く買い物帰り。

冷たい向かい風の中に

春の風も混じってた。

空は青く澄んでて、

白い雲がゆっくりとたなびいていく。


(もうすぐ春だね)


こんな何気ない日常も

もう主人とは分かち合うことができない。 


そのことが

さびしくて悲しくて…



あの日から

二度目の春がやってくる。


400日は泣き続けた日々。

主人を喪った悲しみが刻み込まれた

細胞でわたしは再生され、

潰れそうな思いは

胸の奥底に沈みこみ

日々の雑多に覆われてしまった。



晴れているのに悲しい。