一日一日近づいていると思いたい
去年が終わり
今年になっても
なにも変わらない
虚の世界に生きている
朝目覚めて『いない』ことを認識し
今日という一日の枠の中を
歩いて止まって
食べて排泄して
話して黙って
笑って虚ろになって
…そんなこんなで塗りつぶす
哀しみの激しい痛みは
こころの奥の奥底に沈みこみ
涙の代わりに
後からあとから
吐息となって漏れ出ていく
つらい
ほんとうに
つらい
でもこれがわたしの人生なのだと
このつらさを引き受けている自分に
わたしは気づいている
そして
このつらさもいつか必ず終わるのだと
わたしを励ましている
自分にも気づいている
今日が終わる
よかった