悪妻?
我が家には仏壇はない。
お供えは気まぐれに。
お花も手向けない。
(主人は特段お花が好きだったわけじゃないし)
この頃は
お線香を焚いて手を合わせるのも月命日ぐらい。
わたしと子ども達にとっては
それが必要でないから。
そうして
主人もそれでいいと思っているはず。
その代わりというわけではないが
子ども達は
美味しいものを食べるときは
「はい、お父さん」
と箸やスプーンの一口を
主人に差し出す。
生きてた頃にそうしていたように。
わたしは先に逝かれてしまったことが
悔しいので
主人が好きだったものを食べるときは
(主人に)横から食べられないように
手で口の周りを隠す。
「これは生きてる人のためのものよ😏」
子ども達は
そんなわたしの姿を苦笑いしながら見る。
その横できっと主人も。
子どものことで悩んでいるときは、
マジで主人に文句を言う。
「ふたりの子どもなんだから
ちゃんと一緒に育てて💢」
さみしい、虚しい…
そういう気持ちに襲われているときに
ピョコリと現れる家蜘蛛~
(わたし達は、ずっと前から家蜘蛛に『もっくん』と名付けて可愛がって?いた)
おそらく主人と思われる~に向かって
「蜘蛛じゃわかりませーん」
と嫌味を言う。
「会いたいなぁ…」
ってポロリと涙しながら呟く。
いまでも主人のココロを翻弄している(笑)
いないけどいる。