死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

こころの目

今朝のこと。

子どもが

「お腹が痛い」と。


今日は受験日。

浮かない表情のまま

出かけていく後ろ姿を見送った。

その時。

子どもの肩に腕を回しかけて

寄り添い歩く主人が見えた。

振り返って

わたしに

(大丈夫)

と頷いてみせた。


肉眼で見えたわけじゃない。

でも

思わず涙が出た。


見えるような…気がする。

そう言ってるような…気がする。


五感ではなく

ちゃんと

こころで感じている。


気がする


は、間違いだった。


感じたままが

そうなんだ。

ままならない

自分としては

決して強欲なつもりはないけれど(笑)


これまでの人生で

本当に欲するものは

物であれ

生き方であれ

ほぼ

手に入れてきたと思う。


こころから願う物事に対しては

それが手に入る可能性がある限り

諦めない。

うてる手はうつ。

でも、

万策尽きたなら

諦める。


そんな姿勢を

知らず知らずのうちに

子どもに

押しつけてしまっていたかも…


子どもが少し苦しくなって、

それでわたしも

ちょっと凹んでいます。


こんな時、今までだったら

主人に相談していたのに


できない⤵



主人の突然の死には

わたしは何の手も

施すことはできなかった。


万事休す


じゃ、

諦めなきゃ…



なかなかそうできないことも

あるんだよね。


こころが

こんなに傷ついた後だから

なおさら

守りに入りたくなるよね。

本日終了

今日も

泣いて

寝てばかりの一日だった。


いくらでも眠れるし

眠っている間が一番楽で、

でも

目覚める度に味わう

喪失感のしっぺ返しは

かなり堪える。



主人が逝って8ヶ月。

半分の

こころとからだで

人生の再スタートを切って

まだたったの8ヶ月。


今はただ、

無為な時間を過ごしながら

這うように

前へ前へと進むしかない。


主人の待つゴールは

ここからは

見えないけれど、


とにかく


今日もなんとか

一日終わった。


これでいい。