死別後を生きる

2015年春 夫と突然死に別れ…
ふたりの子どもとともに残された
わたしのココロ模様

死別後を生きる9

主人が全く存在しない世界での一年が

間もなく終わる。


高く険しい山を

泣きながら

歯を食い縛りながら

辛さを堪えて堪えて

頂上まで登りきったように思うんだけど


ここにも…


主人はいない。



この山じゃないなら

どの山を

あといくつの山を登らなければ

一緒に連れて行ってもらえないんだろう。


身体が…重い。


こころには

相変わらず

真っ黒な空洞が開いたまま。


真に癒されることはなく

寂しさをごまかしながら

湧き上がる負の感情を

自分でなだめすかしながら


来年もまた

こうやって生きていくんだろうな。